PDF圧縮の仕組み(ロスレス vs. 強力)

2026-08-31

PDF圧縮とはファイルサイズを減らすことです。やり方は根本的に2つあり、それを理解すれば「よく縮むファイル」と「ほとんど縮まないファイル」の違いがわかります。

PDFが重い理由

PDFはテキスト命令・埋め込みフォント・そして多くの場合画像を格納するコンテナです。スキャン契約書ではページ画像がバイト数の95%以上を占めます。生成された請求書なら大半がコンパクトなテキスト命令で、絞れる余白がもともと少ないのです。

ロスレス最適化

ロスレスモードはPDF構造を再構築します。未使用オブジェクトの破棄、メタデータの除去、より効率的なオブジェクトストリームでの再保存。品質は変わらずテキストも選択可能なまま。ただし除去できるのは冗長性だけで、軽量なテキスト中心PDFは数%しか縮まないこともあります。

強力モード(ラスタライズ)

強力モードは各ページを選択DPIの画像としてレンダリングし、圧縮JPEGからPDFを再構築します。大きな効果はここにあります。30MBのスキャンが4MBになることも。代償は、テキストが画像の一部になること。選択も検索もできません。スキャン文書なら元々テキストが画像なので、通常は問題になりません。

実践的なおすすめ

印刷・保存用:まずロスレスを試し、強力は150 DPI / 品質70%で。画面共有だけなら96〜120 DPIで十分です。必ず元ファイルを保管してください。圧縮は一方通行です。

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